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有名な貴州飯店を中心に据えて、隣町の剴里、更には重慶へと足をのばして激辛料理や少数民族料理を堪能する旅です。
まずは、北京空港のレストランで小腹を満たします。
午後6時に貴州に到着したのですが、日が落ちるのは遅いらしく昼と変わらない明るさです。
お目当ての貴州飯店で夕食。
貴州飯店の後は貴陽一の屋台街である合群路へ。
ものすごい数の店と客引きでしたが、とりあえずは土鍋ごはん屋へ。
すでに土鍋にご飯が盛られており、トッピングを注文して焼いてからテーブルに出されるシステム。
色々とハシゴして楽しみました。
2日目の朝は、ホテルから徒歩10分くらいの市場へ。
貴州には他の市のような大きな市場はなく20〜30店舗くらいが集まった小規模な市場が点在しています。
剴里へ行きたいのに、前日の雨で土砂崩れ。
結局20分でバス停まで行くところを1時間半かけ、更にバスで2時間・・・。ランチのタイミングを失いました。
観光もそこそこに、舟湲鎮へ。
タクシーで30分すると自然溢れる風景に一変。
いたるところが連日の雨で水没してました。
3日目は、貴州ならではの酸湯魚という料理を食べに南明区にあるネットでも評判の店に向かいました。
メインとなる酸湯魚とは、貴州特産のミニトマトを干して塩漬けにして作った紅酸湯という発酵調味料とお米のとぎ汁を発酵させて作った清酸湯という2種類の調味料をベースにトマトや特殊な香辛料を使い川魚を煮込む料理で、トムヤムクンを少し薄くしてトマトの旨味とレモングラスの香りを強くして、少し発酵香を付けた感じです。
(月ヘンに昔)味樹皮という料理は、直訳すると干した樹の皮の炒め物。
松の木だと思いますが、噛めば噛むほど味が出てきて苦味もなく美味です。
どの料理もレベルが高いです。
夜は、どうしても食べたかった塩酸干焼魚という料理を食べに再度、貴州飯店へ。
(初日は売り切れの為食べれませんでした。)
この塩酸とは貴州の南端にある独山県の名産の漬物で2月〜3月に青菜を摘み、何度か洗っては天日で干すのを繰り返し、軽く塩漬けした後、白酒・にんにく・氷砂糖・唐辛子粉などと一緒に漬け込みます。
肉の旨味と発酵の旨味と酸味が絶妙で、それでいてくどくなく箸が止まりません。
これだけ食べに貴州に行きたいと思うくらいの美味しさで、旅の終わりに相応しい一品でした。